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環境設定ファイル mt-config.cgi の設定

PowerCMSを実行するための情報 (環境変数) のほとんどは、システムの初期値として設定されています。そのため、アプリケーション・ディレクトリやデータベースに関する設定等のご利用の環境にあわせた設定のみを、環境設定ファイル mt-config.cgi に登録する形態になっています。

この環境設定ファイルに記述した内容で、システムの初期値を置き換えるため、アプリケーションディレクトリに限らず、細かい設定ができます。

mt-config.cgi の場所

PowerCMS のセットアップ完了後は、新規インストールの事前準備 で決定したアプリケーションディレクトリ内に mt-config.cgi ファイルがあります。

mt-config.cgi の設定の方法

念のためバックアップを行ったあと、下記のテキストエディタで mt-config.cgi を編集します。mt-config.cgi を設定する際の注意点は、次のとおりです。

  • 文字コードを「UTF-8」、改行コードを「LF」に指定して保存してください。
  • 次の書式にあわせて記述してください。
    • 行頭に環境変数名、半角スペースをおいて環境変数に設定する値を指定します。
    • 行頭が # の行はコメントと判断し、設定としては機能しません。
    • 同じ環境変数を複数設定しないでください。 (一部、複数指定できる環境変数があり、それらは各環境変数の説明内で案内しております)
# 環境変数名と値を区切る半角スペースは2つ以上記述しても大丈夫です
CGIPath  /cgi-bin/mt/

DefaultLanguage ja
# CGIMaxUplaod  200000

たとえば、上の例では、DefaultLanguage の値が ja におきかわり、CGIMaxUplaod はシステムの初期値が適用されます。

mt-config.cgi のパーミッションについて、読み込み権限 (r) は必要ですが、実行権限 (x) は必要ありません。

PSGI / FastCGI で PowerCMS を動作させている場合は、環境変数の変更を反映するために プロセスを再起動 する必要があります。

必須の設定

  1. CGIPath の設定
  2. StaticWebPath の設定
  3. データベースの設定

CGIPath の設定

アプリケーションディレクトリをウェブブラウザからアクセスした際のパスを、次のように設定します。

CGIPath http://www.example.com/cgi-bin/mt/

StaticWebPath の設定

スタティックディレクトリにウェブブラウザからアクセスした際のパスを、次のように設定します。

StaticWebPath http://www.example.com/mt-static/

データベースの設定

PowerCMS で利用するデータベースに関する情報を設定します。設定する内容は、利用するデータベースごとに異なります。別節を参照して設定してください。

環境に応じて必要な設定

  1. PublishCharset の設定
  2. DBUmask, HTMLUmask, UploadUmask, DirUmask の設定
  3. TempDir の設定
  4. DefaultSiteURL, DefaultSiteRoot の設定

DBUmask, HTMLUmask, UploadUmask, DirUmask の設定

Apache ウェブサーバーが suexec で動作している場合、以下のようにします。

DBUmask 0022
HTMLUmask 0022
UploadUmask 0022
DirUmask 0022

TempDir の設定

PowerCMS が生成するテンポラリーファイル (バックアップファイル等) の保存場所を設定します。/tmp/ 以外の場所にしたい場合や、Windows サーバー上で構成している場合に設定します。

TempDir /temp/

mt-config.cgi には、この他にも公開したワークスペース/スペースに対する検索のオプションやメールサーバーとの連携等の設定を追加できます。

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