2025年11月18日
再構築ログ機能を追加しました。
PowerCMS 6.8 では、再構築処理時のファイル出力・削除の履歴を記録する「再構築ログ」機能が新たに追加されました。これにより、どのファイルがいつ生成・削除されたかを確認できるようになりました。
再構築ログの記録
再構築ログは、PowerCMS が再構築時に行った「ファイルの書き出し」や「ファイルの削除」などの操作を記録する機能です。管理画面の [ツール]-[再構築ログ] からご確認いただけます。
これにより、どのタイミングでどのファイルが出力(新規/更新)・削除されたかを後から確認でき、テンプレート変更や公開処理の影響範囲を把握しやすくなります。
再構築に関するトラブル調査や運用管理を効率化することができます。
再構築ログの自動削除機能
一定期間経過後の古い再構築ログを自動で削除する機能も追加しています。環境変数 RebuildLogExpires を設定すると、スケジュールタスクが定期的に設定した時間より古いログを削除します。
初期値はなしで、再構築ログの削除は行いません。
ログ出力内容
再構築ログには、以下のような情報が記録されます。
再構築ログの出力項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ID | ログを一意に識別するID |
| 作成日 | ファイルの書き出しまたは削除が行われた日時 |
| 操作 | ファイルに対して実行された操作(新規/更新/削除/名前の変更※公開タイプを「スタティック」から「ダイナミック」に変更した場合のみ) |
| GC | PowerCMS 6.8 で強化された環境変数 RebuildAtDelete により、再構築時に削除対象となったファイルかを示す内部情報 |
| ファイルパス | 対象ファイルの出力先パス |
| 変更前のパス | 公開タイプを「スタティック」から「ダイナミック」に変更した場合に、以前の出力先を記録するための情報です。 |
| アーカイブタイプ | 出力対象となるテンプレートの種類を示します インデックステンプレートは常に「index」、アーカイブテンプレートは、アーカイブタイプに応じた名称が表示されます。 詳しくは アーカイブテンプレートの種類 をご参照ください |
| 操作者 | 操作を実行したユーザー |
| ワークスペース/スペース | 操作対象となったワークスペースまたはスペース名 |
運用面での利点
- 再構築の履歴管理や原因調査が容易に
- 出力・削除処理の追跡が可能
再構築ログ機能は、サイト公開フローの可視化や、トラブルシューティング効率の向上に役立ちます。ぜひご活用ください。
- カテゴリー
- PowerCMS 6



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