2019年08月23日
TinyMCE に関するよくあるご質問と設定変更方法 その2
TinyMCE の設定変更方法について、サポートによくいただくお問い合わせ第二弾です。第一弾はこちらです。
- TinyMCE のバージョンによって利用可否、記述の方法が異なる場合があります。
- PowerCMS 5 から TinyMCE 4(v4と表記)になりました。それ以前のバージョンでは TinyMCE 3(v3と表記)となります。
- TinyMCE 4 と TinyMCE 3 とではプラグインの構成や機能等が異なっているため、TinyMCE 3 から 4 に移行した際に必要な機能が使用できなくなる可能性があります。そのため PowerCMS 5 では下位バージョンからのアップグレードの場合には TinyMCE 3 が維持されるようになっています。どのバージョンの TinyMCE を使用しているかは [システム]-[設定]-[PowerCMS] の TinyMCE 設定に表示されている「バージョン」の項目から確認することができます。使用するTinyMCEのバージョンは環境変数 TinyMCEVersion により変更することができます。
href の値で javascript: を許可したい
対象バージョン:v4
参考:https://www.tiny.cloud/docs-4x/configure/url-handling/#allow_script_urls
『高度な設定』への指定例
tinymce_editor.init['allow_script_urls'] = true;
カラーパレットの色を変更する
対象バージョン:v4
参考:https://www.tiny.cloud/docs-4x/plugins/textcolor/#textcolor_map
※plugins、advanced_buttons1 の設定は backcolor 以外はもともと入っている可能性があります。ご確認ください。
設定欄ラベル | 設定 | 備考 |
---|---|---|
plugins | textcolor | カンマ区切りで追加 |
advanced_buttons1 | forecolor,backcolor | カンマ区切りで追加 |
高度な設定 | tinymce_editor.init.textcolor_map = [ "993300", "Burnt orange", "333300", "Dark olive", "003300", "Dark green", "003366", "Dark azure", "000080", "Navy Blue", "333399", "Indigo", "333333", "Very dark gray", "800000", "Maroon", "FF6600", "Orange", "808000", "Olive", "008000", "Green", "008080", "Teal", "0000FF", "Blue", "666699", "Grayish blue", "808080", "Gray", "FF0000", "Red"]; |
main タグが p タグで括られないようにしたい
対象バージョン:v4
参考:https://www.tiny.cloud/docs-4x/configure/content-filtering/#forced_root_block
『高度な設定』への指定例
tinymce_editor.init['forced_root_block'] = false;
利用の注意点
改行で p が入らなくなるのではなく br に変わる動きをするため、大元の動作が変わります。改行しようと shift + enter すると結局 p が復活するため注意してください。
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