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カスタムフィールドの作成と表示

カスタムフィールドとは

カスタムフィールドは、PowerCMS で管理する様々なオブジェクトに、独自の入力項目を追加する機能です。ウェブページや記事に独自コンテンツを追加したり、ユーザーやスペースの属性情報を追加することができます。

カスタムフィールドは、以下のステップで利用します。

  1. カスタムフィールドを、システム全体、ワークスペース、スペースのいずれかで作成する
  2. カスタムフィールドを追加する、システムオブジェクトを選択する
  3. カスタムフィールドとして入力する、項目の種類(テキスト、日付、画像など)を選択する
  4. カスタムフィールドその他の設定項目を入力する
  5. 記事とウェブページに追加したときには、投稿画面の表示オプションを設定する
  6. カスタムフィールドのテンプレートタグを、テンプレートに記述する
  7. カスタムフィールドの値を入力し、ワークスペースやスペースを公開する
  8. ワークスペースあるいはスペースで、カスタムフィールドの値が表示されます。

カスタムフィールドの作成

カスタムフィールドは、システム、ワークスペース、スペースのいずれかで作成します。システムで作成すると、その項目は PowerCMS 内のすべてのワークスペースとスペースで表示されます。ワークスペースとスペースで作成したときは、作成したワークスペースあるいはスペースでのみ表示されます。他のワークスペース(スペース)には表示されません。

以下の手順で作成します。

システムで作成する

  1. ページ上部のナビゲージョンから [システム] を選択する
  2. サイドメニューから [カスタムフィールド] - [新規] を選択する

カスタムフィールドは、PowerCMS 内のすべてのワークスペースとスペースで表示されます。

ワークスペース、あるいはスペースで作成する

  1. ページ上部のナビゲージョンから ワークスペースあるいはスペースを選択する
  2. サイドメニューから [カスタムフィールド] - [新規] を選択する

カスタムフィールドは、作成したワークスペース、あるいはスペースでのみ表示されます。

システムオブジェクトの選択

カスタムフィールドの作成画面で、カスタムフィールドを追加するシステムオブジェクトを選択します。追加できるオブジェクトの種類は、システム、ワークスペース、スペースで異なります。選択できるシステムオブジェクトは、以下の表の通りです。

システム ワークスペース スペース
記事 OK OK OK
ウェブページ OK OK OK
コメント OK OK OK
アイテム OK OK OK
オーディオ OK OK OK
ビデオ OK OK OK
画像 OK OK OK
カテゴリ OK OK OK
フォルダ OK OK OK
テンプレート OK OK OK
スペース OK - -
ワークスペース OK - -
ユーザー OK - -

各種プラグインにより提供されるシステムオブジェクトにもカスタムフィールドを設定できることがあります。

カスタムフィールドの設定

以下の設定項目を入力します。入力できる値の制限については、『カスタムフィールド設定時の制限事項』をご参照下さい。

名前
カスタムフィールドの名前です。編集画面に表示されます。
説明
カスタムフィールドの説明文です。編集画面に表示されます。
種類

カスタムフィールドの入力項目の種類です。以下から選びます。

  • テキスト
  • テキスト(複数行)
  • チェックボックス
  • URL
  • 日付と時刻
  • ドロップダウン
  • ラジオボタン
  • アイテム
  • オーディオ
  • ビデオ
  • 画像

アイテムは、「オーディオ、ビデオ、画像」以外のファイルです。PDFなどのファイルをアップロードするために利用します。

各種プラグインのインストールにより、新しい種類のカスタムフィールドが利用できるようになることがあります。

必須?

必須項目とする場合はチェックを有効にします。

規定値

"種類"で、ドロップダウン、ラジオボタンを選んだときには、表示する選択肢をオプションで指定します。カンマで区切って入力してください。例えば、"好きな色"を選ぶ場合には、以下のように入力します。

赤,青,緑,黄色,白,黒

規定値は、あとで変更できます。規定値を変更しても、入力済みの値はそのままの保持されます。

ベースネーム

このスペース内で重複しない値を入力してください。重複したベースネームが存在すると、カスタムフィールドのデータを正しく保存できない場合があります。カタムフィールドの値を利用して、記事を並べかえたり、フィルタリングするなど、テンプレート内でも利用します。

テンプレートタグ

カスタムフィールドの値を、テンプレートで出力するためのテンプレートタグを指定します。入力する内容は大文字小文字を区別しません。入力した内容が大文字でも、保存すると、小文字で表示されることがあります。

システムで作成されたカスタムフィールドでは、重複したテンプレートタグ名を指定する事はできません。ワークスペース(スペース)で作成されたカスタムフィールドでは、[ベースネーム][システムオブジェクト][種類]が全て同一の場合に限り、重複したテンプレートタグ名を設定できます。

PowerCMSの標準のテンプレートタグとは異なるタグ名を指定してください。たとえば日付の項目を追加したときは頭に独自の文字列を加えた CFEntryDate とするなど標準の EntryDate と重複しないようにしてください。

入力が終わったら、[保存]ボタンをクリックします。

記事でカテゴリを選んだ場合に、カスタムフィールドを表示する

例えば、カフェのメニューをサンプルに考えてみます。カテゴリとして「ドリンク」と「フード」を作成し、カテゴリ毎に入力する項目を追加してみましょう。

カスタムフィールドの作成画面で、必要な項目を入力します。システムオブジェクトは、すべて「記事」を選びます。その他の項目は、以下の表をご参照下さい。

カスタムフィールドを一度保存したら、「カスタムフィールドの編集」画面を下までスクロールしてみてください。「カテゴリ」という項目が追加されています。カテゴリの一覧から、このカスタムフィールドを表示したいカテゴリを選択します。完了したら再度、[保存] ボタンをクリックしてください。

カテゴリ連携の制限事項については、『カスタムフィールドの制限事項』をご参照下さい。

 

ウェブページとフォルダの連携

記事とカテゴリと同様に、ウェブページをフォルダと関連づけることができます。

関連づけは、フォルダあるいはカテゴリの編集画面からも設定できます。作成済みのカテゴリやフォルダを、沢山のカスタムフィールドに関連づけしたいときは、こちらの方が便利です。

投稿画面にカスタムフィールドを表示する

追加したカスタムフィールドを、記事の投稿画面で表示します。入力が必須のカスタムフィールドは、自動的に表示されます。必須ではないものは、右上の[表示オプション]をクリックし、チェックボックスを選択して投稿画面に表示します。カテゴリと関連づけたカスタムフィールドは、そのカテゴリを選択した場合にのみ表示されます。表示オプションの設定は必要ありません。

またカスタムフィールドや、タグ、概要などの入力欄をドラッグ&ドロップして、投稿画面内で並び替えることができます

その他のシステムオブジェクトに追加したカスタムフィールドに入力する画面は、以下の表をご参照下さい。

入力画面とテンプレートタグ
システムオブジェクト 入力する画面 MTタグ
記事 記事の投稿画面(表示オプション) MTEntryCustomFields
ウェブページ ウェブページの投稿画面(表示オプション) MTPageCustomFields
コメント コメント編集画面と、スペースのコメント欄 MTCommentCustomFields
アイテム アイテムの編集画面(アイテム対象) MTFileCustomFields
オーディオ アイテムの編集画面(オーティオ対象) MTAudioCustomFields
ビデオ アイテムの編集画面(ビデオ対象) MTVideoCustomFields
画像 アイテムの編集画面(画像対象) MTImageCustomFields
カテゴリ カテゴリの編集画面 MTCategoryCustomFields
フォルダ フォルダの編集画面 MTFolderCustomFields
テンプレート テンプレートの編集画面 MTTemplateCustomFields
スペース スペースの全般設定 MTBlogCustomFields
ワークスペース ワークスペースの全般設定 MTWebsiteCustomFields
ユーザー ユーザー情報の編集とプロフィールページ MTAuthorCustomFields

入力時の制限事項については『カスタムフィールドの制限事項』をご参照下さい。

テンプレートで、カスタムフィールドを表示する

入力したカスタムフィールドをスペースで表示するには、テンプレートにカスタムフィールドのテンプレートタグを追記します。テンプレートタグは、カスタムフィールド作成時に指定したものを記述します。カスタムフィールドの一覧で [表示オプション] をクリックし、タグを選択すると、各カスタムフィールドのテンプレートタグが一覧に表示されます。

カスタムフィールドの値を表示したいテンプレートにテンプレートタグを追記します。前述の例で追加したカスタムフィールドを表示するためには、以下のように記述します。

<mt:Entries>
<dl>
<mt:If tag="EntryCategory" eq="ドリンク">
  <dt>提供形態</dt>
  <dd>
    <mt:If tag="EntryDataCold">[コールド]</mt:If> 
    <mt:If tag="EntryDataHot">[ホット]</mt:If>
  </dd>
  </mt:If>
  <mt:If tag="EntryDataPrice">
    <dt>価格</dt>
    <dd><mt:EntryDataPrice /> 円</dd>
  </mt:If>
  <mt:If tag="EntryDataIngredients">
    <dt>原材料</dt>
    <dd><mt:EntryDataIngredients /></dd>
  </mt:If>
</dl>
</mt:Entries>

カスタムフィールドの埋め込みオブジェクト(Embed Object)を表示する際の注意点

PowerCMS の標準テンプレートでは、プロフィールやコメントのカスタムフィールド項目をスペースで表示する際に、安全のため HTML タグを除去して出力する sanitize="1" (sanitize | グローバル・モディファイアリファレンス)を指定しています。このため、カスタムフィールドの『埋め込みオブジェクト』で入力される <embed>や<object> タグは、標準の設定では除去されます。

タグを除去せずに、カスタムフィールドの値を表示したい場合は、 sanitize="0" とすることで HTML をそのまま表示できます。ただし、これによりワークスペース上で任意の HTML を表示したり、JavaScript を実行することが可能になります。ワークスペースのセキュリティ保護のために、信頼されたユーザーのみがその項目を編集できるように、コメント認証やユーザーの権限を厳しく設定してください。

カスタムフィールドで "0" を表示する

カスタムフィールドに数字の "0" を入力したときに、そのままでは、テンプレートタグで "0" を出力しません。これは、0 がプログラム的に FALSE を意味するためです。 以下のように明示的に評価して出力する必要があります。

<mt:If tag="EntryDataPrice" eq="0">
  <dt>価格</dt>
  <dd>無料</dd>
</mt:If>

カスタムフィールドでアップロードした画像を表示

カスタムフィールドで画像をアップロードした場合、通常のタグでは画像ファイルへのリンクが表示されます。

リンクではなく、画像として表示するためには、カスタムフィールドのテンプレートタグの末尾に Asset を追加します。例えば、カスタムフィールドが mt:EntryMyPicture というテンプレートタグの場合は、mt:EntryMyPictureAsset というブロックタグを記述します。

<mt:EntryMyPictureAsset>...</mt:EntryMyPictureAsset>

この Asset タグは、通常の mt:Assets と同様の機能をもち、ブロック内部で mt:AssetURL などのアイテム用のタグが利用できます。

以下のサンプルは、カスタムフィールドでアップロードした画像を記事一覧として表示する場合のテンプレートです。フィールドの編集画面で、テンプレートタグの項目に entrymypicture と入力されているものとします。

<MTEntries>
    <MTIfNonEmpty tag="EntryMyPicture"><$MTEntryTitle$>で選択された画像: <MTEntryMyPictureAsset><img src="<$MTAssetURL$>" /></MTEntryMyPictureAsset></MTIfNonEmpty>
</MTEntries>

カスタムフィールドの管理

  1. ページ上部のナビゲージョンから [システム]、ワークスペースあるいはスペースを選択する
  2. サイドメニューから [カスタムフィールド] - [新規] を選択する
  3. 編集するカスタムフィールドを選択する
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