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2019年07月04日

『 2020 に向けた情報アクセシビリティの向上』セミナー参加レポート

MORISAWA FAIR 2019 で開催された『 2020 に向けた情報アクセシビリティの向上』セミナーを聴講してきました。

情報コミュニティの中での事業ということで、情報発信に特化したお話でした。来年2020年のオリンピックを筆頭に、これから数年間スポーツのワールドカップや世界大会規模のものが日本国内で開催されます。来日する外国人が増えると、情報発信についてどう取り組んでいくべきか、という基準がうまれる傾向があるそうです。

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情報過多な時代

最近は情報発信に関する考え方、捉え方がかわってきており、情報過多な時代といわれているそうです。
紙、web、SNS と発信源が増え、必要な情報が埋もれてしまいがち。自分の興味のある、都合のよい情報しか目を通さない、とスライドに書かれていました。たしかにレコメンド機能などの発達により、自分で情報を取りにいかない限りはなかなか情報が入ってきません。
情報発信の目的としては、ターゲットに見てもらい、理解してもらい、行動してもらい、次につなげてもらうこと。英語で近づきやすさ、利用しやすさという意味を持つアクセシビリティ。情報のアクセシビリティとして、情報の受け手が近づきやすく利用しやすい内容になっているかが、重要になってきます。

アクセシビリティとユニバーサルデザイン

TOKYO 2020 アクセシビリティガイドラインが紹介され、この中でアクセシビリティの定義が、ユニバーサルデザインの定義と内容が似ているという説明がありました。ユニバーサルデザインとは、アクセスできないものがあって、それを無くすことが目的です。ユニバーサルデザインの考え方を初期のコンセプトに入れることで、よりアクセシビリティの高いものになります。

ここで「おもてなし」という言葉が出てきました。オリンピック招致の時によく使われていましたよね。ユニバーサルデザインがおもてなしと思われがちですが、「おもてなし」はデザインの満足度を上げるもので、マイナスのものを「 0 」にするユニバーサルデザインとは異なるもの、という説明が加えられ、多くの方が頷いていました。

情報伝達のための手段

様々なデバイスがありますが、やはりまだ紙が一番多いそうです。
視覚から得る情報として、もっとも重要なのは色。まずは色覚に差異がある人がいることを理解しておくことが大事です。実際に野菜の写真を P 型、D 型の人の見え方をみせてくれました。色味がだいぶ違ってみえるので、色の組み合わせが重要ですね。コントラスト比と同じです。色自体を変えることが難しい場合は斜線やドット、周りに線を追加するなどの処理で見分けることができるようになります。

昨年に安全色及び安全標識に関する JIS が改正されました。ユニバーサルデザインカラーが採用され、色味のほんの少しの改善で、だいぶ見え方がかわってきますね。改善点が書かれた PDF はこちらから
最近ではアプリも増えてきていますが、Illustrator や Photoshop の校正設定で見え方を確認し、制作段階で確認もできるように。 弊社でも画像の背景色と前景色のコントラストを確認するアプリ、ColorTester があります。ぜひダウンロードしてご利用ください。

情報を伝達するための書体

明朝体は横線が細いことが特徴で、太さを変えても横線はほとんど太さが変わらないなど、いろいろな書体の特徴を説明してくれました。UD フォントは可読性をあげるために漢字とかなの大きさを調整して見えやすい工夫がされています。最初はデザインの中で多く利用され、薬やお菓子のパッケージなどで使われていたそうです。

また ICT 教育が始まり、デバイスを通しても、正しい文字の形を覚える必要がでてきてました。明朝ゴシックは印刷用に作られた文字なので、文字のバランスをとるために線の校正を変化させているため、筆字に近い教科書体である必要があったとのこと。
弊社でも展示会の際には使用するようにしている UD デジタル教科書体ですが、いろいろな人が読める書体として OS に組み込まれたり、市内のすべての小中学校で導入する自治体、塾などの教育の現場でも導入が進んでいるようです。デジタルサイネージでの利用、大学の食堂で多言語表示するので使用されたりと幅が広がりつつあるようです。
また、2016 年に施行された「障害者差別解消法」の合理的配慮は自治体や企業のルールになりつつありますが、文字の形のわかりやすさ、読みやすさ、間違えにくいという特徴を持ったモリサワの UD フォントの使用は合理的配慮にあたるとされているそうです。

これからは web フォント

モリサワパスポートを利用していると web フォントも使えるそうです。
テキスト検索やユニバーサルデザインとして考えた際の自動翻訳の活用以外にも、紙媒体とwebでブランディング統一ができるので今後より一層活用が見込まれます。
弊社のコーポレートサイトも web フォントを使用しています。やはり読み上げ可能なことと、ページ自体が重くならないため、様々なデバイスでも負担なく閲覧することができます。弊社も web フォントが対応可能ですので、ぜひご相談ください。

アルファサードの web アクセシビリティの取り組み

弊社では、web アクセシビリティ向上への取り組みとして、無償ツールの提供の他、「 JIS X 8341-3 」への準拠を支援する「 PowerCMS 8341」の開発・提供、各種サポートサービスを行っています。評価版もございますので、実際にお試しの上、安心してお使いいただけます。お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

Web アクセシビリティに関する弊社製品・サービス

PowerCMS 8341
「 JIS X 8341-3:2016」準拠支援ツール

導入事例:公益財団法人 長寿科学振興財団様 「 Webアクセシビリティへの対応と、PowerCMS クラウドの使いやすさ、運用への安心感が選定の決め手となりました。」

自治体向けクラウド版 CMS
PowerCMS 8341」が付属し、「 JIS X 8341-3:2016」に準拠したテーマを設定済みの、自治体向けのコンテンツ管理システム
ColorTester
「 JIS X 8341-3:2010」( WCAG 2.0)の達成基準に基づき、画像の背景色と前景色のコントラストを確認するソフトウェア
ColorQuest
スクリーン上の色の名前を表示するソフトウェア

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