事例紹介

公益財団法人 長寿科学振興財団様 / 公益財団法人 長寿科学振興財団

Webアクセシビリティへの対応と、PowerCMSクラウドの使いやすさ、運用への安心感が選定の決め手となりました。

画像上 : 公益財団法人 長寿科学振興財団ウェブサイト / 画像下 : 健康長寿ネット

インタビュー日
2017年1月25日
ご担当者様
公益財団法人 長寿科学振興財団 事業推進課長 金子智隆様、事業推進担当 山口貴利様
ウェブサイト名
公益財団法人 長寿科学振興財団
ウェブサイトURL
https://www.tyojyu.or.jp/
ウェブサイト名
健康長寿ネット
ウェブサイトURL
https://www.tyojyu.or.jp/net/

公益財団法人 長寿科学振興財団は、以下3つの事業が軸となっています。

  • 長寿科学に携わる研究者たちを支援する「長寿科学研等支援事業」
  • 長寿科学に関する情報を多くの人々に広めるための「情報提供事業」
  • 高齢者特有の病気など長寿科学に関する研究調査を行う「調査研究事業」

2016年10月にPowerCMSクラウドを利用して、長寿科学振興財団のwebサイト(※以下財団webサイト) および健康長寿ネットの2サイトのリニューアルを行いました。

PowerCMSクラウドの導入だけではなく、サイトのデザイン、制作、CMS化、アクセシビリティ対応などの業務もアルファサードがお手伝いしました。

今回は公益財団法人 長寿科学振興財団の金子智隆様、山口貴利様にお話を伺いました。

健康長寿ネットは立ち上げから10年、デザインやスマートフォン対応などを行う必要が出てきた

―今回リニューアルを行う際の経緯をお教えてください

健康長寿ネットは2006年に立ち上げ約10年が経過しており、デザインが古くなっていました。
また、一昨年ごろからスマートフォンやタブレットで閲覧する方々が徐々に増えてきましたが、まだサイトがスマートフォンやタブレットに対応していませんでした。
そして、情報の分類も10年前から見直しが行われていなかったため、リニューアルするきっかけとなりました。

―モバイル端末での閲覧率はどのくらい増えているのでしょうか

iPhone4が出てきた頃から健康長寿ネットへのスマートフォンとタブレットからのアクセスが増加しはじめました。リニューアルを検討しはじめた2015年時点では、健康長寿ネットをスマートフォンとタブレットで見られる方々が約40%程度となっています。サイト別ですと、財団webサイトは約80%がパソコンからなのに対し、健康長寿ネットはスマートフォンやタブレットからの閲覧が約60%、パソコンからの閲覧が約40%になり、スマートフォンとタブレットからの閲覧数がパソコンからの閲覧数を超え、反転している状況となっています。

―どのようにリニューアルの準備を進められたのでしょうか

まずは、利用している方々にホームページで、何をどういう目的で伝えるのかという方針を明文化する必要がありました。そこで、財団webサイトと健康長寿ネットの方針を明確にするところから始めました。

1つめは財団webサイトと健康長寿ネットは、長寿科学振興財団が運営している情報発信サイトであるという認知度をあげること。
2つめはスマートフォンやタブレットに最適化した表示ができるようにすること。
3つめはwebアクセシビリティに準拠した形であること。
高齢者や高齢者に関わる多くの方々に向けての情報発信サイトであるため、その方たちにとって、発信している情報が「見やすく」、「わかりやすく」、「サイト自体も使いやすい」ものである必要がありました。

―認知度をあげるというのが具体的にどのような作業だったのでしょうか

リニューアルするにあたり、閲覧を行っている方々にアンケートを行いました。
健康長寿ネットについて、長寿科学振興財団が運営しているホームページだということを特に明記していなかったためか、財団が運営しているということを知らないと意見がございました。
そこで、デザインや運営者のコンテンツを健康長寿ネットに入れ、財団webサイトと健康長寿ネットがリンクする形で制作を行いました。

PowerCMSクラウドは掲げた3つの方針にしっかりと準拠していました

―PowerCMSクラウドを選んだ経緯を教えてください

リニューアルするにあたり、企業の選定方法はプロポーザル方式で行いました。PowerCMSクラウドを選択した、というより、デザイン、制作、webアクセシビリティなど総合的に選定したというのが正しい表現ですね。
PowerCMSクラウドは今回のリニューアルで掲げた3つの方針「見やすく」、「わかりやすく」、「サイト自体も使いやすい」にしっかりと準拠したCMSだと感じましたが、特にwebアクセシビリティについては、これまでの実績などを含めて野田社長に詳しくプレゼンしていただいたことでとても安心できました。
結局、どんな仕事でも人と人が仕事をするわけです。私たちはwebのプロではありませんが、人を見ることはできますから、プレゼンに熱意を感じたのも選定理由の大きな要因です。

―その他にもPowerCMSを選んだ決め手があれば教えてください。

  • 24時間365日、有人監視付で安心である。
  • 2台のサーバーの冗長構成で1台がダウンしてもそのまま利用できるので心強い。
  • フロントサーバーオプションで公開サーバーとCMSサーバーを独立させることで、よりセキュリティの高い運用ができ満足。
  • バックアップデータが選択でき、ページを間違って編集しても前のデータから復元することが可能。
  • Webフォントを採用したことで、環境に依存しない読みやすい文字で表示できる(WebフォントはPowerCMSクラウドの利用ユーザーは追加料金なしで利用できます)。
  • 公開後の運用に際して開発スタッフによる手厚いサポートが得られる。

プロジェクトを進めるにあたっての財団と制作者のコミュニケーションの工夫

―プロジェクトを進めるにあたって、工夫したことなどはありますか

(アルファサードより) 今回、web制作、運用をメインの業務としておられない財団様のご担当者さまとのコミュニケーションを円滑に行うため、チケット管理システム(Backlog)を用いてすべてのページをチケット化してリニューアルのプロセスをページごとに「見える化」しました。これは当社でも初めての試みです。Webアクセシビリティの向上プロセスでは、制作者だけでなく財団の担当者様のチェックなどのご協力が欠かせません。例えば画像のaltテキストを追加するといったことだけでも、専門用語が入った図表やグラフなどのaltテキストはweb制作者だけでは作れないからです。
チケット管理システムで全ページをチケット化して進めることで、メールなどでのやり取りと比較して作成の進行状況と財団様のフィードバックがわかりやすくなったと感じています。

―チケット管理システムの利用は初めてとのことですが、いかがでしたか

最初は戸惑うかと思いましたが、進めていくうちにやり方に慣れてきました。大量のページをリニューアルする必要があるため、チェックの漏れを防ぐ意味でも、この進め方は良かったと思います。

閲覧をされている方々からも肯定的なご意見が多いです

―今回リニューアルをし、良かった点を教えてください。

デザインの古さは改善され、メニューの構造など、閲覧している方々が回遊しやすいようなページの構成にしていただいたことで、リニューアル前よりもサイト内の回遊時間や1人当たりのページビューが20%~40%程度上がりました。また、リニューアルの際に閲覧者からコメントを投稿できるようにしたのですが、そのコメントでも「リニューアルしたことでわかりやすい」など肯定的な意見をいただいています。

Webアクセシビリティへの評価も高かったです

―Webアクセシビリティについてはいかがでしょうか

正直、CMS化もサイト制作もwebアクセシビリティについても私たちは専門家ではないので、プロジェクトの推進にあたっては外部のコンサルタントに業務を手伝ってもらっていました。

そのコンサルタントの人からは「Webアクセシビリティを理解している制作者は少ないので、期待半分で取り組まなければなりませんよ」と事前に聞いていたのですが、今回のプロジェクトでは、そのコンサルタントの評価も高く、その点でもアルファサードに依頼して良かったと思っています。

以前のCMSよりも使いやすくなりました

―財団様内部で更新作業をするにあたって、良くなった点を教えてください

以前使っていたCMSと比べ、PowerCMSにしたことで自分たちが使いやすい様にカスタマイズできるのが、助かっています。

記事の検索についても検索結果がとても見やすくなりました。
実際に制作する際の入力のひな形を、作業しやすい様にカスタマイズしてもらいました。確認用のプレビュー画面も実際に表示されるものをそのままに表示できるので、その点が使いやすいです

―その他にも良かった点はありますか

  • リッチテキストで入力し、CSSで統一されたデザインでページ作成できるので、HTMLを知らない職員でも簡単にページ作成ができる。
  • カテゴリが簡単に作れ、記事を構造的に管理できる。
  • 複数のアイテムをドラッグアンドドロップで一括アップロードできるのが便利。
  • アクセシビリティチェックを画像やリンクなど段階的に行うことができ、またチェック結果を保存・レポートとして出力できるが良い。
  • 関連記事や関連ページへの内部リンクの掲載が容易。

今後は健康長寿ネットのコンテンツを拡充していきたい

―今後の展開について教えてください

情報分類を見直し、以前よりもサイトに掲載していたページ数を減らしたことで、総アクセス数は一時的に落ちていますが、回遊時間やページビュー数は伸びています。今後は、健康長寿ネットのコンテンツを拡充していきたいと考えています。
特に、機関誌であるエイジング&ヘルスの「対談」や、「特集」などを健康長寿ネット内に掲載することで、閲覧される方々に対して、今までにない魅力的なサイトを作っていきたいと思っています。

左/金子智隆様 右/山口貴利様

ページの先頭へ