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2018年02月09日

書籍紹介:Webディレクションの新・標準ルール システム開発編

ウェブディレクションに携わるようになって10数年経ちますが、「お問い合わせフォームを作ってほしい」とプログラマーに発注すれば、「あとはいい感じに作ってもらえるんでしょう?」と思っていた時期がありました。

当時いた会社ではプログラマーが社内にいたため、細かい仕様を伝えなくても「いい感じで」作ってもらえていたのです。

一度、外部のプログラマーの方にお願いをしたときに、「エラーメッセージはどういう風に出しますか?」「送信後の画面はどうしますか?」など、当然ですが基本的な指摘をいただきました。
お恥ずかしい話ですが、「そこまで考えないといけないんだ!!!」とその時点まで気付いていなかったのです。

その後も、システム開発案件やエンジニアと一緒にお仕事をする機会があまりないまま当社に入りました。すぐに担当した案件でカスタマイズが必要な機能要件があったのですが、その頃はまだお客様の要望を CMS にどう落とし込むのか、そのためにエンジニアに何をどのように伝えればいいのかわからず、ずいぶんと周りのスタッフに助けてもらいました。

求められる結果を達成するためにどのような機能が必要になるのか整理し、処理の流れや画面の構成・遷移を検討、それを言語化・ドキュメント化して各所に伝えることが必要

ということは、経験と共に徐々にわかってきましたが、そのヒントは「Webディレクションの新標準ルール システム開発編」にとてもわかりやすく書いてありました。

あと5年早くこの本が出ていたら!と言っても仕方がありませんが、今の自分にもまだまだ足りていない部分がたくさんあることに気付かされます。

書影:Webディレクションの新・標準ルール システム開発編

この本は、発注者側・開発ベンダー側、それぞれの視点からシステム開発のプロセスごとに必要なこと・自分たちの役割とやるべきこと等が丁寧に書かれています。
次の5章に分かれていますが、まずは自分に必要そうなところから読み始めるといいかもしれません。

  • CHAPTER1 システム開発の基本とフロー
  • CHAPTER2「与件」を整理する
  • CHAPTER3「要件」を定義する
  • CHAPTER4 設計・開発・テスト
  • CHAPTER5 リリース・運用・改善

私の場合は、CHAPTER2〜3 の与件整理〜要件定義までがドンピシャ。CHAPTER4 のテストケースのあたりもとても勉強になります。著者の方々が現場で培われたノウハウをここまで放出しちゃうなんて太っ腹!という内容なので、これから先も何度も読み直したいと思います。

PowerCMS 案件でカスタマイズが必要なんだけどシステム系はちょっと苦手で…と困っているウェブディレクターの方はもちろん、自社のウェブ担当でこんな機能が欲しいんだけどよくわからなくて…という発注側の方にもぜひおすすめしたい1冊です。

最後に

本書は著者のおひとりである有限会社リズムタイプの栄前田様よりご恵贈いただきました。ありがとうございました!


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