PowerCMS ブログ

2014年11月21日

PowerCMS 8341 その1 〜検証範囲を限定する〜

今日から何回かに分けて、昨日発表した PowerCMS 8341 の紹介をしていきたいと思います。

CMSで運営するサイトのアクセシビリティについての考え方〜検証範囲を限定する〜

MT の記事/ウェブページの編集画面から更新担当者が入力する範囲は通常ページの一部分に限られます。タイトルや本文、カスタムフィールド以外の部分、つまりページのヘッダ部、グローバルナビゲーション、サイドバー、フッタなどのパートはテンプレートに沿ってシステムが自動的に HTML を生成します。

記事/ウェブページに対する JIS X 8341-3:2010 (以下、JIS X 8341-3) 検証を行う場合、生成された HTML 全体に対するチェック結果を更新担当者にフィードバックしても修正する権限がなく、また自分の入力内容以外の部分への評価が表示されることになり、実際の運用に適した検証結果となりません。

PowerCMS 8341 では、記事/ウェブページの検証については、テスト用のテンプレートを用意するか、HTMLページの一部にテスト対象を絞る(HTML の開始点と終了点を設定する)ことができます。

ページ全体をチェックすることも可能です。また、PowerCMS 8341 では、記事ウェブページアーカイブだけでなく、あらゆるアーカイブをチェック可能です。

コンテンツ作成者が検証すべきページ内の箇所

記事/ウェブページを評価するために専用のテンプレートを登録する場合の設定

プラグインの設定でテンプレートを指定する

評価開始点、終了点を指定する場合の設定

プラグインの設定で開始点と終了点を指定する この時、評価する HTML にhtml要素やhead要素が含まれない場合、ページのソースから必要なHTMLを補完し、開始点/終了点の前後に補完した上で検証を行います。

前提は、テンプレートがアクセシブルであること

運用時にはこのような設定を行うことにより、サイトのテンプレートによっては以下のような項目についての検証をスキップすることができます。プラグイン設定で細分箇条の除外項目を設定することが可能です。

例 : 評価対象コンテンツ内にフォームが存在しない場合

細分箇条項目名等級
7.3.2.2ユーザインタフェースコンポーネントによる状況の変化A
7.3.3.1入力エラー箇所の特定A
7.3.3.2ラベル又は説明文A
7.3.3.3入力エラー修正方法の提示AA
7.3.3.4法的義務、金銭的取引、データ変更及び回答送信のエラー回避AA

例 : テンプレートの html 要素に lang 属性の指定がある場合(その言語でコンテンツを投入する前提の場合)

細分箇条項目名等級
7.3.1.1ページの言語A

例 : テンプレートにスキップリンクがあるか、見出しがテンプレートから自動的に出力される場合

細分箇条項目名等級
7.2.4.1ブロック・スキップA

その他、入力された内容に JavaScript や非推奨な要素があった場合にそれを削除して出力するようなテンプレートになっている場合 (PowerCMS の Accessibility プラグインを併用) など、CMSを利用することによって検証対象から除外できる項目が出てくるため、運用時にコンテンツ担当者がチェックすべき箇所を絞り込むことができます。

もちろん、これは 『MT / PowerCMS のテンプレートが JIS X 8341-3 に準拠されていること、チェック済みであること』が大前提となります。テンプレートのアクセシビリティ評価を依頼される場合は、別途「コンポーネント・テンプレート評価」(有償) のサービスを提供していますので、あわせてご検討ください。

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