事例紹介

岐阜県瑞穂市様 / 瑞穂市/非核・平和都市宣言のまち

アクセシビリティ対応のためのPDFテキスト化、ふりがな機能など 『AltStyle』にはバランスよく備わっていました。

インタビュー日
2015年2月27日
ご担当者様
瑞穂市役所企画部秘書広報課
森川 正さん
服部 達哉さん
ウェブサイト名
瑞穂市/非核・平和都市宣言のまち
ウェブサイトURL
http://www.city.mizuho.lg.jp/
名古屋から東海道本線快速で30分のところにある、岐阜県瑞穂市。近年は、名古屋市のベッドタウンとしても人気が高い町です。
同市では今年2月にホームページをリニューアル。その際にアクセシビリティへの対応を強化するため、弊社のアクセシビリティ機能に特化したWebサービス『AltStyle(オルトスタイル)』を導入されました。
今回、リニューアルに至る経緯や『AltStyle』導入の決め手となったもの、またこれからのホームページ運営について、市役所企画部秘書広報課の森川 正さんと服部 達哉さんにお話を伺いました。

イベント来場者や学生から調査。
外国人留学生から要望のあったふりがな機能

同市がホームページリニューアルのきっかけとなったのは、ホームページを運用していたサーバーの調子が悪くなり、ホームページの更新作業に支障をきたすようになり、交換を考えたことからでした。 そこでリニューアルをするのであれば、市民の声を活かしたホームページにしたいと考え、平成25年に開催された「みずほふれあいフェスタ2013」において、地元の朝日大学と連携し、ホームページに不足していることがないか、またどんな情報を求めているのか、という観点から来場者に、アンケートを実施されたそうです。


[写真: 秘書広報課 服部さん]

「朝日大学の研究室とそのゼミ生にアンケートの調査・集計をお願いしました。回答では防災情報の充実、スマートフォン対応して欲しいといった声が多く聞かれました。 さらに調査・解析をすすめていき、PDFが多いので廃止しテキスト化していく、といったことや、音声読み上げ機能への対応、それに関連してふりがな機能も必要ということがわかりました」(服部さん)。

ふりがな機能が必要という意見は、この調査に参加した朝日大学の学生からだったといいます。大学には外国人留学生も多く、漢字にふりがながあると理解しやすいという声があったそうです。


[写真: 秘書広報課 森川さん]

「朝日大学の先生方にも協力いただきました。ある先生の講義では、事前に指定された6市から3市を選んで瑞穂市のホームページと比較し、使い勝手などについてのレポートを出してもらったのです。 これらの学生からのレポートと、ふれあいフェスタでのアンケート内容を分析した報告書をもとに、市のホームページに必要な仕様書を完成させました」(森川さん)。

機能デモを見て即決!
CMSの種類問わず使用が可能。

こうして得られた分析結果は報告書としてまとめられ、それをもとにリニューアルの方向性を決められていきましたが、問題は、ここで明らかになった課題をどう解決するかでした。

「PDFを廃止するといっても、いきなりすべて廃止してテキスト化するというわけにもいきません。 またふりがな機能など、こうしたアクセシビリティへの対応をバランス良く備えた製品はないか検討する中で、リニューアル担当の制作会社が提案してきたのが『AltStyle』だったのです。実際にデモで変換する様子を見て、『これだ!』と思いました」と服部さんは当時を振り返ります。


[画像: 瑞穂市ホームページの上部に設けられたアクセシビリティ機能へのリンクボタン。
「瑞穂ふりがな」ボタンをクリックすると、ページが変換される]

『AltStyle』はASPサービスで提供しているWebサービスです(※脚注)。オリジナルのページからリンクを貼るだけで、サーバー側の処理によって、読み上げしやすく、かつ理解しやすいHTMLに変換してウェブブラウザに返す仕組みになっています。

さらに同市のように使用するCMSが決まっているような場合でも、サーバー側で処理するので、種類を問わず使用できます。

※Movable Typeを利用している場合は、専用プラグインを提供。各ページにAltStyleのリンクを自動追加できます。

導入後の感想について服部さんは、「リニューアルの期間が短かったので、公開と同時に検証をしている状態でした。実際に全ページにわたってふりがながふられていたり、またPDFがテキストとして変換されたのを見たときは、これは使えるという実感が湧きました」(服部さん)。


[画像: AltStyleで変換されたページ; クリックで拡大画像]


[画像: PDFを開くと、PDFもテキスト化されふりがなもつく; クリックで拡大画像]


[画像: オリジナルのPDFページ; クリックで拡大画像]

外国人居住者用に各言語の専門ページを設置。
誰にでも優しいホームページへ。

そのほかにも、リニューアルされた瑞穂市のホームページでは、Flashの廃止など、さまざまなアクセシビリティ向上のための改修が行われています。

「読み上げ機能はもともと高齢者向けに必要な機能なのかと思っていましたが、先ほどお話したように留学生からの意見で、そもそもまだ日本語が読めないけど聞き取ることはできる、という方にも便利という意見でした」(森川さん)

市内在住の外国人に対してはこのほかにも、最低限必要と思われる情報を専門家に依頼して翻訳したページも設けました。

「自動翻訳機能は多くの自治体で採用していますが、まだあまり精度は高くない。そこで、外国人居住者で一番利用が多い英語、中国語、ポルトガル語で窓口業務の時間や転入・転出など各50ページほど作成しています」(服部さん)

また「緊急情報」トップページに常時設置。大雨程度の情報はテキストスクロールのみで表示されますが、川の決壊など緊急を要する大きな災害の場合、トップページ全体が災害特設サイトに切り替わり、アクセスが集中しても サーバーが落ちないようにサーバー環境も整えたこともリニューアルの成果です。

今後の課題はPDF運用。
AltStyleの機能を活かした活用も模索

現在リニューアルから2か月以上が経過。報告書にあがっていた課題点についてまだまだクリアできていないものもあるとのこと。

その1つが廃止を目標としながらも、まだまだ多くあるPDF文書の存在です。

「ホームページの編集ができるPCが各課に1台しかないため、個人の端末で作ったデータをそのPCでアップするのに、どうしてもPDFのほうが便利だということがあります。とはいえ、PDF変換があるものの、あまり多すぎるのも閲覧される方には不便。こうした運用も今後の課題です」(森川さん)

また『AltStyle』には、まだまだ利用者の多い携帯電話対応版への自動生成、弱視者への対応として、配色反転機能なども備わっています。
これらの生成されたURLにリンクを貼れば直接ページに行けるなど、用途に応じた多様な使い方も可能になります。

これらの活用を視野に入れながら、当初の課題を一つひとつクリアしていきながら、より市民に活用されるアクセシブルなホームページを目指す瑞穂市の取り組みに期待が集まります。

瑞穂市に来たらぜひ名産の富有柿を!

瑞穂市は富有柿の発祥の地。瑞穂市合併10周年を記念して誕生した市のマスコットキャラクター「かきりん」も市の特産品である柿がモチーフになっています。秋になると道路に面した柿畑で1袋100円からの路上販売が行われている様子が見られます。そのくらい、柿が生活の中に溶け込んでいるのです。

また毎年11月には市が主催する「みずほふれあいフェスタ」が行われ、多くの出店が集まります。柿振興会による柿の販売もあるので、ぜひ当地発祥の富有柿を味わっていただきたいですね。


「東京から2時間、大阪からなら1時間半程度でお越しいただけます。
ぜひ瑞穂市で美味しい柿を食べていってくださいね!」

写真: 左から森川さん、服部さん。

服部さんが持っておられるのは瑞穂市のマスコットキャラクター「かきりん」。

災害時に迅速な情報発信ができるよう作られた市役所第2庁舎2階のさくらスタジオにて撮影。
スタジオでは、普段は毎週木曜日に放送の行政番組「もくようみずほ785」の収録を行っています。

背景の「瑞穂市民の歌―宇宙(そら)へ―」は合併10周年を記念してつくられました。

AltStyleの機能紹介
今回の導入事例でご紹介しているASPサービスです。

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